読書記録用ブログ

読んだ本を記憶に残していくためのブログにしようかと思います。

滅びの園 恒川光太郎 著

最近恒川光太郎にハマっている。

特段ストーリーが好きとか、あっと驚くような技巧があるとかいうわけではないけども、彼が描く不思議な世界観が、わたしが求める不思議さとぴったりマッチしていて、既に先月から10冊ぐらい読んでいる。

 

今回は恒川作品で初めて読んだSFもの。

しがないサラリーマンである主人公が電車を降りると、見知らぬ街に辿り着くが、実はその街は地球を覆う地球外生命体と思われる物体の中にある想念の世界だったという。

 

外の世界(地球の現実世界)ではその生命体が発するプーニー(ミルクプリンみたいなものと想像)が大量発生し、そのそばに寄ると健康を害したり、誤って口にするとほとんどの人が死ぬので大災害となっており、人類は大元となる生命体を破壊するために、生命体の核の近くに浮遊する主人公を破壊作戦に取り込もうとする。

 

割と設定がぶっ飛びすぎて、特にどの登場人物にも感情移入はせず。あと妖怪とか異世界みたいな不思議系は好きだけど、宇宙人系はあんまり興味がなかったから、自分にはあんまり刺さらなかったな〜。