読書記録用ブログ

読んだ本を記憶に残していくためのブログにしようかと思います。

人材が先、事業は後(インタビュー) DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 藤田晋

こっれは非常に興味深かった。

終身雇用を掲げるサイバーエージェント、時代に逆行するようで、どう運用しているのか気になっていたけど、なるほどねというようなアレンジを加えて、確かにその制度なら社員もデモチせずに仕事を頑張れるかもと感じる。

特に印象に残ったところだけ割愛してメモを書くと以下の通り。

まずは事業戦略に伴って、人材を採用するのではなく、若くて優秀な人材を取るために、そういう人たちが面白がるような事業を作るようにしているらしい。

 

あとは「CAJJプログラム」という各事業を利益規模に応じて昇格、降格、事業撤退の基準を明文化したもので、その範囲で自由に子会社を作ることができるらしい。

 

自分も優秀な若手をさらに大成させるには結局子会社の社長をやらせるのが一番良いのではないかと思っていたので、本当にこれは良い施策。

でも抜擢登用するのはずば抜けて優秀な社員ではなく、素直で一生懸命で責任感がある子。もっとも、構成要素が多く経験や知識がものをいう事業領域は抜擢登用はしないが、比較的新しい領域でやることはそんなに難しくなく、上記の素質がある社員であればなんとかやれてしまうらしい。

 

終身雇用のアレンジとしては年功序列の制度は徹底的に排除していること、そしてどうしても会社が求めることと社員の能力が見合わない場合はイエローカード2枚で退職勧告をするという制度も退職金制度とセットで導入している。

 

ああ、自分も若い時にこんな会社で働いてみたかった。それはもう叶わないから、自分が会社を作る時は真似させてもらおう。